少し前に、話題になっていた「お金2.0」を読みましたので以下感想です。
■ビットコインなどの暗号通貨の話だけではない
タイトルがお金2.0なので、ビットコインなどの暗号通貨関連の内容と勘違いされそうですがそうではないです。
■分散化がポイント
暗号通貨もそうですが、中央集権型から分散型へ。個人が力を持つ時代に。
■資本主義から価値主義へ
お金という基準から、「感謝」や「共感」といったものが価値を持つ時代に。
AIなどのテクノロジーが進む中で、このような流れは逆に素晴らしいと思いました。ここ数年のマーケティングにおける重要なポイントもこっちになるのではないかと。
■ソーシャルキャピタル、トークンネイティブの時代に
ソーシャル・キャピタル(社会関係資本)が蓄積されている人が有利になる時代に。
今の若い子たちはデジタルネイティブと言われるが、トークンが普及すると、トークンネイティブと呼ばれる子たちが今後増える。
■人間の心は放っておくとすぐサビる
これは名言かと。
「儲かること」から「情熱を傾けられること」が重要。
■最後に
マーケティング視点でみると、ここ数年流行っているYouTuberとかインスタグラマーなどのインフルエンサーの活躍に通じる部分があるのですが、マーケティングの世界における一種の"バブル"(※過去のTwitterバブルとかFacebookページバブルのような)を通り越して、もう少し根底の部分で、これからの数年は分散化が進み、個人の力が注目される流れが加速するなと感じました。
ということで、読んでおいたほうが良い一冊だと思います。